
この記事では、汗が原因で白い服に青いジミができる理由と、その落とし方についてわかりやすくご紹介します。
夏など暑い日に、白や薄い色のシャツが洗ったあとに青っぽく変わってしまったことはありませんか?
- 洗濯したのにシャツが青くなるのはなぜ?
- 青い汗ジミはどうやってできるの?
- どうすればキレイに落とせる?
- 青いジミを防ぐにはどうしたらいい?
お気に入りの服が変色してしまうのは避けたいものです。そこで、原因と対処法をまとめました。
この記事の内容を参考に、服のお手入れに役立ててくださいね。
白いシャツに出る青っぽい汗ジミの原因と防ぐための工夫

汗ジミが青くなる理由や、そうならないための対策についてご紹介します。
洗濯後にシャツが青っぽくなるのはなぜ?
白いシャツが青っぽくなる主な理由は以下の通りです。
- 水道水に含まれる成分と汗が反応すると青くなることがあります。
- 抗菌加工されたシャツが汗と反応して色が変わる場合もあります。
汗には塩分やミネラルが含まれてるので、これが服に使われている加工や成分と反応し、色が変わってしまうことがあります。
特に脇や背中など、汗をかきやすく服が肌に密着する場所で起きやすいです。
また、体内の鉄分が汗と一緒に出て酸化することで、青みがかったジミになることもあります。
白や薄い色の服は変色が目立ちやすいため、注意が必要です。
抗菌加工されたシャツは、洗い残しがあると汗と反応して色が変わることもあります。
青い汗ジミを防ぐための洗濯のポイント
洗剤にはいくつか種類があり、目的によって使い分けが必要です。
普段使いには酸性洗剤がおすすめです。
白シャツであれば、塩素系の漂白剤を使うと青いジミの予防になりますが、柄物には使えないため注意が必要です。
色柄シャツの場合は、特に襟などを手洗いすると効果があります。
手洗いが難しいときは、洗濯前に酸性洗剤を気になる部分に直接塗るのも効果的です。
皮脂や油汚れには中性洗剤が向いています。
袖口などの皮脂汚れも中性洗剤を使うときれいに落ちやすくなります。
泥汚れがついた場合は、石けんタイプの洗剤を使うのが良いでしょう。
洗濯前に気になる部分を下洗いしておくことで、シミが残りにくくなります。
頑固なシミがあるときは、無理せずクリーニングに相談するのもひとつの方法です。
酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜるのは危険なので、必ずどちらか一方を使うようにしてください。
シャツの素材によって違うシミのつき方
使われている生地によって、汗ジミの目立ち方が異なります。
コットンは汗をよく吸うので、シミができやすい傾向があります。
一方、ナイロンやポリエステルなどは汗をはじきやすいですが、放っておくとシミになることもあるので、早めの対処が大切です。
また、染料の種類や色によっても影響があるため、色落ちしやすい服には特に注意が必要です。
日常でできる青ジミ予防の工夫
汗をかいたら、こまめにタオルでふく習慣をつけましょう。
吸水性の高いインナーを着ると、汗をうまく吸ってくれます。
市販の汗取りパッドも効果的です。
洗濯の際は、抗菌タイプの洗剤を使って汗の成分をしっかり落としましょう。
洗ったあとすぐにしっかり乾かすことも、シミを防ぐポイントです。
洗濯でできた青いシミを簡単に落とすコツ

薄い青ジミをやさしく落とす方法
まずは中性洗剤を使ったお手入れから始めましょう。
中性洗剤は油分に強く、汗が原因の汚れにも効果的です。
とくに制服やワイシャツなど、毎日着る服に向いています。
襟元や袖口など汚れがたまりやすい部分には、中性洗剤をなじませてやさしくこすり洗いしてください。
生地をいためないように、ゴシゴシ強くこすらず、軽い力で洗うのがポイントです。
洗濯後もシミが残っているようなら、まず中性洗剤で洗ってから、それでも落ちない場合は漂白剤や重曹を使ってみてください。
とくにワイシャツの襟や袖は青ジミができやすい場所なので、洗い終わったあとに状態をチェックして、必要に応じて洗剤を使い分けましょう。
頑固な青ジミを落とすテクニック
色が濃くてしぶとい青ジミには、塩素系の漂白剤と重曹を混ぜたペーストが効果的です。
同じ量ずつ混ぜて練ったペーストを、ジミの上に塗ってみてください。
やわらかめの歯ブラシなどで優しくこすりながらなじませると、汚れが落ちやすくなります。
しつこいジミは、ペーストを塗ったまましばらく置くとより効果が高まります。
置き時間は汚れ具合を見ながら調整してください。
洗い流すときはぬるま湯を使い、ほかの服と一緒に洗わないように注意してください。
漂白剤を使うときは、色落ちや手荒れを防ぐために、換気と手袋の着用を忘れずに行いましょう。
落ちにくい青ジミにはプロの力を
時間が経ってしまったシミや、広い範囲にわたるしつこい青ジミには、クリーニング店への相談をおすすめします。
家庭での洗濯では難しいシミも、プロの手にかかれば適切な方法でキレイにしてもらえます。
専用のシミ抜き剤や専門知識を使って、素材に合わせた丁寧な処理が可能です。
自己流で無理にこすってしまうと生地をいためる原因になるため、大切な服ほど早めにプロに頼るのが安心です。
特に放置して時間がたったシミは落ちにくくなるので、気づいたときにすぐ対処することが大切です。
まとめ
この記事では、汗が原因で服に青ジミができる理由と、その防ぎ方や落とし方についてご紹介しました。
青ジミの主な原因は、水道水の中に含まれる金属成分や、シャツに使われた抗菌加工が汗と反応することです。
対策としては、シャツを洗う前に酸性タイプの洗剤を使って気になる部分をあらかじめ洗うと、ジミを予防できます。
すでにできてしまった場合は、塩素系の漂白剤と重曹を混ぜたペーストを塗って、優しくこすり洗いをしてみましょう。
特に暑い季節や湿気が多い時期は、汗の量が増えるので青ジミもできやすくなります。
お気に入りのシャツを長持ちさせるためには、日ごろから汗や皮脂のケアを心がけた洗濯をすることが大切です。